アンコンシャスバイアス研修

アンコンシャス・バイアス研修とは、自分自身では気づかない「無意識の偏見」を理解し、対処法を身につけることで職場環境の改善につなげる研修です。職種や階層を問わず、すべてのビジネスパーソンを対象としています。

アンコンシャス・バイアスとは、無意識の思い込みを意味し、人種差別や性差別の背景にあるものとして研究が進められてきました。事例や対処法などが示されるようになっていますが、依然としてビジネスシーンでもアンコンシャス・バイアスは見られます。

近年、女性の社会進出や外国人就業者の増加などによってダイバーシティの推進が求められていますが、アンコンシャス・バイアスはその弊害となる存在です。無意識の偏見によりダイバーシティの阻害や職場環境を悪化させないために、偏見となりうる要因や対処法について理解する必要があります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、「アンコンシャス・バイアス」についての正しい知識を習得するとともに、偏見への対処法を理解・実践する方法を身につけます。

アンコンシャス・バイアスの対策や注意喚起を意味あるものにするためには、まずはアンコンシャス・バイアスが職場に与える影響を理解することが課題となります。

アンコンシャス・バイアスの影響について理解が欠けていると、不合理な格差や不平等な判断を無意識に行ってしまい、周囲の不満を醸成しかねません。従業員に疎外感・孤立感を与え、無意識に傷つけるなど、人間関係を悪化させます。またそういった状況に対して注意喚起を行っても、自分ごととしてアンコンシャス・バイアスに対策する必要性を理解できず、改善にはつながりづらいはずです。

このような問題は、アンコンシャス・バイアスによる影響についての理解が乏しいことが原因として挙げられます。各従業員が自己のバイアスを自覚する機会が少なく、職場に与える影響やそもそもアンコンシャス・バイアスとはどういうものかを理解することが必要です。

セゾンパーソナルプラスの研修では、アンコンシャス・バイアスの定義や注目される背景などの基礎知識を学習します。さらに、具体的な対処法やアンコンシャス・バイアスによって職場に与える影響を認識し、無意識の偏見に対して意識的になることを目指します。

職場におけるどのような言動がアンコンシャス・バイアスとなるのかを理解し、抑止するためには、具体例を用いて学習することが必要です。

アンコンシャス・バイアスは、その性質上無意識に差別や中傷を行っている可能性があります。例えば、同僚同士の何気ない会話や、女性社員に対する人事評価など、さまざまな場面で発生してしまいます。自分では気付くことが難しく、注意する人物がいなければその状況は継続することも難点の一つです。

アンコンシャス・バイアスに該当するケースにはどういったものがあるのかを理解していないと、こういった問題があるゆる場面で起こります。無意識下で持ってしまう偏見であるため、ケースごとにそれが偏見であり、どう悪影響を及ぼすかを理解することが必要です。

セゾンパーソナルプラスの研修では、アンコンシャス・バイアスの代表例を学習し、「自分も差別や中傷をしてしまう可能性がある」という意識を醸成します。さらに「正常性バイアス」をはじめとした7つのアンコンシャス・バイアスについて事例を通じて理解を深め、望ましくないバイアスを回避できるようになることを目指します。

職場の多様性・包括性・公平性を実現するためには、アンコンシャス・バイアスへの適切な対処方法を習得することが課題となります。

アンコンシャス・バイアスが慢性的に発生している職場では、無意識化とはいえ、ハラスメントや差別が広がり、離職率の上昇・モチベーションの低下などを引き起こします。職場における多様性・包括性・公平性を守ることもできません。

問題発生の主な原因は、従業員一人ひとりがアンコンシャス・バイアスに気付き、それに対処する具体的な方法を理解していないことが考えられます。

セゾンパーソナルプラスの研修では、望ましくないアンコンシャス・バイアスへの対処法を学習します。また「多様性の認識」や「自分の無意識下の偏見への気付き」などに対する具体的な方法を学び、ケーススタディを通じてビジネスシーンで実践するための訓練を行い、実践スキルの定着を図ります。

ご要望や課題、受講対象者、ご予算によって、お客様に合った研修プログラムをオーダーメイドでご提案いたします。