業務改善研修

「業務改善研修」とは、業務改善の目的や考え方を理解させ、具体的な業務改善の進め方について学ぶ研修です。職種・階層問わず、思考力を高め、現場実践に活用したい方を対象にしています。

業務改善とは、現在のやり方を見直し、業務の「ムリ・ムダ・ムラ」をなくしてより円滑で、より効率的な業務プロセスを構築して生産性の向上を目指すことです。

ビジネス環境が大きく変化し続けている今日では、従来どおりのやり方を漫然と続けていると生産性が低下してしまう可能性があります。

例えば、過去は意味のあった手順だったとしても現在では意味のないムダな工程となっていた、あるいはより便利なツールや手法が登場していた、といった事象はしばしば起こります。このような非効率なプロセスが積み重なり、組織の即応性や機敏な動きを阻害する要因となります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、業務改善の目的や基本的な考え方を学びます。さらに「生産性向上」「5S」「タイムマネジメント」の観点で具体的な業務改善の方法を学習し、実践できる状態を目指します。

業務改善研修で実施されるプログラムは以下のようなものが挙げられます。

組織の生産性を改善するためには、生産性を低下させているボトルネック（阻害要因）を発見することが課題となります。

業務プロセスの中で遅延している工程があったり、ミスが発生したりすると、全体の進行を阻害し生産性を低下させる要因となります。許容範囲を超えたミスや遅滞が常態化している場合、何らかのボトルネックがあると考え、解消する必要があります。

しかし、問題が起きた際の解決策が対症療法的な対応にとどまり、問題の根本原因（ボトルネック）が解決されていないと、同じような遅滞やミスを繰り返すことになります。このような状況を回避するためには、ボトルネックを発見する方法を理解し、現場で実践できるよう習熟することが必要です。

セゾンパーソナルプラスの研修では、業務プロセスやリソースを可視化し、現状を分析する方法を学習します。その上で、問題のボトルネックになっている事象を発見する具体的な方法を理解し、実践できるようサポートします。

業務の効率や品質の低下を改善するためには、5Sの取り組みの必要性や具体的な方法を理解し、実践につなげることが重要です。

5S活動とは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の観点で業務プロセスを効率化し、生産性を高める手法の一つですが、業務に関わるメンバーの理解と実践がなければ効果は見込めません。推進活動を実施しても結局は浸透せず、かえって非効率的な業務プロセスを回し続けるといった問題が発生します。

こういった問題は、プロセスを実行する方法を正しく理解していない、チームの巻き込みが不足している、といったことに起因します。5S活動によりチームの業務改善を図るためには、5Sの適切な行動を促すためのコツやポイントを理解することが重要です。

セゾンパーソナルプラスの研修では、5Sの定義や具体的な取り組み、徹底する必要性について理解を深めます。その上で、5Sの活動をチームで推進するためのモチベーションアップの方法やそのポイントについて学び、チームへの浸透をサポートします。

組織の個々のメンバーの業務改善を図るためには、タイムマネジメントの具体的な手法を理解させ、仕事に生かせるよう導くことが課題となります。

タイムマネジメントはビジネスパーソンの基礎的なスキルの一つであり、メンバー全員が身につけるべきといえます。タイムマネジメントができていない場合、業務の優先順位を付けて効率的に進めることができず、結果的に組織全体のパフォーマンスが下がってしまう、といった問題が生じます。

自身の業務を効率的に片付けられない原因は、タイムマネジメントの具体的な方法を理解していないことが考えられます。またタイムマネジメントの知識は持っていても、訓練などを通じて習熟度を高められていない場合もあります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、タイムマネジメントの必要性や基本的な考え方を学習します。さらに、業務の優先順位の決め方や取り組み方といった具体的な方法を学び、ワークを通じて実際にビジネスシーンでタイムマネジメントを実践できるようスキルの定着を目指します。

業務改善プロセスでは、まず正しく現状把握をすることが重要です。現場リーダーが現状を把握し、目線を合わせることで、自ずと改善の方向性を見いだせることも少なくありません。研修実施にあたっては現状把握の重要性とその効果を十分に理解させ、現場リーダーの課題認識をいかに一致させるかが重要となります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、できていること・てきていないことの分析を含めて自社の状況を把握し、現場リーダーが自ら同じ方向に向かって動けるよう、課題認識を一致させられるよう促します。さらに自社内の取り組み共有を通じて、取り入れやすい具体的なヒントを提供しあい、モチベーションを高め合えるよう促します。

その一例として、さまざまな業種の店舗展開を行う企業様にセゾンパーソナルプラスの思考力研修プログラムを導入いただいた事例をご紹介します。