WEBインバスケット
WEBINBASKET
WEBインバスケットとは

WEBインバスケットとは
WEBインバスケットは、オンラインで実施するインバスケット・ツールです。
インバスケットでは、制限された時間内に主人公の立場になりきり、お客様からのクレームや部下からの相談など、どの職場でも起こりうるような案件を、的確に、かつ迅速に、精度高く処理を行うことが求められます。
次のステップに進んでからではなく、シミュレーションの中で “失敗”を経験し、繰り返しトレーニングすることでビジネスパーソンとして発揮しなければならない能力を身に付けることができます。
WEBインバスケットでは、実際にメール対応をしている感覚で案件処理を進めます。 問題集の種類によっては、案件を処理している間にも新着メールを受信するなど、実際の業務により近い状態で取り組んでいただけます。
また、グループ設定や、振り返り機能があるので、研修に適したWEBシステムです。
インバスケットで抽出できる10の能力
ビジネスパーソンに必要な10のマネジメント能力を測定、育成できます。
わかる能力 | 説明 |
---|---|
問題発見力 | 目標と現状のギャップや、本質的な問題、組織の課題を形成する能力 |
問題分析力 | 仮説を立て、それを立証するために必要な情報を効果的に収取し、問題の原因を究明する能力 |
創造力 | 従来の枠組みを破る考え方や様々な情報を組み合わせた対策・アイデアを出す能力 |
意思決定力 | 的確に判断を下し、その理由を論理的に説明することができる能力 |
洞察力 | 全体の流れや他の案件との関連性などを把握し、意思決定や明確な計画を作成する能力 |
計画組織力 | 部下や組織を有効に活用し、効率的・効果的に組織を運用する能力 |
当事者意識 | 自ら主体的に意思決定を行い自分又はチームに何が求められているのかを察知する意識 |
ヒューマン スキル | コミュニケーション能力・感受性・コーチング能力などの人間関係に関する能力 |
生産性 | 限られた時間の中で、効率的に多くの案件を処理する能力 |
優先順位 設定力 | 業務の重要度を考慮して、処理すべき案件の順番を考える能力 |
WEBインバスケットの活用法
研修
これまでに経験し、得た能力やスキルを「実際に発揮できるか」測定するアウトプット型研修です。
- 受講者が主体的に取り組む
- ご自身が主人公となり問題に取り組み、発言を求められるので、決して受け身の学習にはなりません。
- 実務に即したシミュレーション
- どの職場でも起こりうる案件を処理していくので、イメージもしやすく研修内容が即実践に繋がります。
- グループワークで広がる視野
- 他者と意見交換をすることでご自身の考えを整理することができ、気付きや新しい考え方を得ることができます。
インバスケット研修の流れ(例)

インバスケット試験
WEBインバスケット問題にチャレンジ(回答はすべてキーボードで打ち込みます)。

振り返り
試験終了後すぐに、仕事の進め方を分析、可視化できます。

グループワーク ①優先度設定ワーク
他の受講者の回答を参照し、自分の回答と比較して、優先順位設定の癖をみつけます。

グループワーク② 案件処理ワーク
案件処理の内容を他の受講者と比較することで様々な考え方を学びます。

自己チェック
回答や行動変革、優良オプションのフィードバックレポート(採点結果)を復習できます。
WEBインバスケット研修プログラム(例)
現状の能力(強み・弱み)の把握と必要な能力の向上のポイントの気づき
- 「インバスケット」について理解を深める
- 実際にインバスケット問題を解き、案件処理能力を測る
- 自身に必要とされる知識・スキルのポイントを学ぶ
項目 | 概要 | 進め方 |
---|---|---|
1.インバスケットの考え方、管理職に求められる考え方 | ・インバスケットの基礎知識 | 各自動画視聴 |
2.インバスケット演習(個人ワーク) | ・インバスケット問題の実践(60分) ・各自結果の振り返り |
各自WEBにて実施 |
3.オリエンテーション | ・講師自己紹介 ・講座概要・目的と進め方 |
以降オンライン接続 |
4.優先順位設定力と決断力の強化 | ・業務と優先順位設定の基本の理解 ・【グループワーク・発表】優先順位設定 ・優先順位設定をした根拠・プロセスの振り返り ・一般的な優先順位の回答との比較 |
WEBにて回答共有・グループワーク |
5.優先度の高い案件の対応(段取り力)の仕方 | ・案件処理プロセス(仕方)の理解 ・【グループワーク・発表】優先順位高い案件の処理 ・案件処理プロセス・根拠の振り返り ・フィードバック ・【グループワーク】案件の処理リトライ |
WEBにてグループワーク |
6.業務対応の自己スタイルの認識とアクション設定 | ・研修を通じて自身の気づきを共有 ・今後、職場で活用できる動機づけ |
人事評価(アセスメント)

インバスケットでは、次位職に上がった際にどのように行動するかをシミュレーションすることができ、回答から行動評価を行うことができます。
職務や役割において、高い成果を発揮する人に共通して見られる行動を“コンピテンシー”といい、インバスケットの回答を66項目のコンピテンシーで測定します。
その結果を基に10個の能力に振り分け、数値化することで、管理職に必要なマネジメントスキルを可視化します。 受験者の特性を見出すことで適材適所に人材を配置する1つの指標になります。
評価の安定性・公平性を保証する ため、受験者1名の回答につき、3名の専門スタッフが客観的かつ精密にスコアリングを行っています。
「評価の安定性と公平性」が担保されているので、同じ評価の項目と基準を設定することで受験者はもちろん、組織の特性などを定点観測することも可能です。
社内の受験者比較だけでなく、同業他社の平均スコアと比較することもできます。
さらに分析まで行うことで、組織としての強みや課題を浮きぼりにし、今後の教育の方向性を決定する指標としてもお使いいただけます。
インバスケットの特徴

特徴① 無理な時間設定
インバスケット問題は、時間内に全案件を回答しきれない時間設定となっています。
そのため、問題を処理する方法が重要になります。取り組む順番や時間のかけ方など、受講者がどのように回答するかで優先順位設定のクセや考え方を測ることができます。

特徴② 絶対的な正解が存在しない
インバスケットでは、結果そのものではなく、その結果に行きつくまでのプロセスを評価するため、受験者の本質を知ることができます。
リーダーや管理職の資質や素養を見抜き、上位職が役割を果たし、組織として機能しているのか、また会社全体の傾向・課題を明確化します。

特徴③ アウトプット型の教育ツール
知識を蓄えることが目的の教育や研修が多く存在します。しかし、知っていることと、実際に行動に移すのとでは、大きな違いがあります。
インバスケットは、実務において「どれだけ使えるか」を測るアウトプットツールと言えます。
インバスケットで変化する組織
インバスケットを繰り返しトレーニングすることで、仕事の進め方が劇的に変わります。
- 的確な判断ができる
- ご自身やチームに何が求められているのかを当事者意識を持って考え、洞察力で全体の流れや、他の業務との関連性などを把握することで、論理的に意思決定を行うことに繋がります。
- トラブルの大幅な減少、未然防止
- ミスが起きた際に根本的な問題発見をするだけでなく、その問題分析をすることで物ごとの本質を捉え、今後のトラブルを回避することに繋がります。
- 組織全体の業務効率が上がる
- 個々が業務全体を把握し、重要度を考慮して優先順位をつけ処理できるようになることで、結果として組織全体の生産性向上に繋がります。
WEBインバスケットのポイント

WEBインバスケットでは、実際にメール対応をしている感覚で案件処理を進めます。
[案件追加式]と記載のある問題集は、メールを処理している間にも新着メールを受信するなど、実際の業務により近い状態で取り組んでいただけます。
実施後は、どのメールから処理したか、処理にどのくらいの時間をかけたか、ご自身の回答の進め方がグラフで可視化されるので、ご自身の仕事の進め方を客観的に分析することができます。

会場が複数の場合でも、同じ条件(タイマー付)で行えます。データの蓄積が行えるため、前回との比較が可能です。
案件別の処理時間一覧と、他者との比較が表示されます。

自分の回答をチェックすると能力発揮度グラフが表示されます。
インバスケット問題集ラインナップ
研修時間や、業種、研修形式などのニーズに合わせて、豊富なラインアップの中から条件に合った教材を選択でき、社内で研修を実施することが可能です。
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身につけた知識が実際の業務で発揮できているのか、自身の仕事の進め方の「傾向」「課題」に気づける教育ツール
クイックインバスケット
「誰に」「何を」「どうする」を語群から選んで 文章にし、案件に対しての指示を出します。 従来の選択式よりさらに評価の精度が上がった 新しい選択式インバスケットです。
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自身の強み、弱みを可視化できて、“実際に使える”判断力・優先順位設定力・実行力を身につけることができる研修です。
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