アサーティブコミュニケーション研修
ASSERTIVE TRAINING
アサーティブコミュニケーション研修とは
アサーティブコミュニケーションとは、自己表現や自己主張を意味する「アサーティブ」という言葉を核として、相手を尊重しつつ自らの意見や考えを明確に伝えることです。これにより、双方の信頼関係を強化し、効果的なコミュニケーションを実現します。
ビジネスの場では、言いにくい内容や意見を相手に伝えるシーンが頻繁に発生します。これに対して、自らの考えを十分に相手に伝える能力や、一方的な意見の押し付けを避ける姿勢が不足すると、意思疎通が困難になります。アサーティブコミュニケーションは、このような状況でのコミュニケーションの質を向上させ、相手との信頼関係を強化するための有効な手法として注目されています。
この研修では職種・階層問わず、自分の主張を適切に相手に伝えて関係を深めるスキルを習得したい方を対象に、アサーティブコミュニケーションの本質と重要性への理解を深め、相手との関係を深める実践的なアプローチに関する知識を提供します。さらにケーススタディやロールプレイングを通じて、相手との関係を深めながら効果的に意見を伝えるトレーニングを受けることができます。
アサーティブコミュニケーションによくある課題とアプローチ
「アサーティブコミュニケーション研修」は、以下のような課題をお持ちの企業・組織のみなさまにおすすめの研修です。
- 自身の意見を適切に相手に伝える必要性について認識させたい
- アサーティブコミュニケーションの基本手法を理解させたい
- 状況に応じたアサーティブコミュニケーションの実践スキルを習得させたい
自身の意見を適切に相手に伝える必要性について認識させたい
アサーティブコミュニケーションを根付かせるためには、まずは自身の意見を適切に伝える必要性について認識させることが重要です。
交渉やフィードバックなどの業務上欠かせないコミュニケーションを円滑に行い、相手との信頼関係を築くためには、自身の意見を適切に伝える必要性の理解と、実践するスキルが不可欠です。これらが不十分だと社内外を問わず関係性を結ぶべき相手との信頼関係が築けず、協力的な取り組みが難しくなります。
セゾンパーソナルプラスの研修では、自分の立場を明確にし、他者との有意義な関係を築く重要性を理解させるとともに、「アグレッシブ」「パッシブ(ノンアサーティブ)」「アサーティブ」というコミュニケーションの3つのタイプについて、事例を交えて詳しく学びます。さらにロールプレイングや実際のビジネスシーンでの事例紹介などによって、アサーティブコミュニケーションを学ぶモチベーションを高めさせます。
スキルを養う研修プログラム例
- アサーティブコミュニケーションを身につける
- アグレッシブ、パッシブ(ノンアサーティブ)、アサーティブという3つのタイプのコミュニケーションを理解する
- ビジネスにおいて、アサーティブなコミュニケーションスキルを身につけることの重要性を理解するとともに、具体的な手法を身につける
アサーティブコミュニケーションの基本手法を理解させたい
アサーティブコミュニケーションを体系的に理解するためには、コミュニケーションの取り方のフレームワークを学ぶことも課題となります。アサーティブコミュニケーションは以下の4つのステップ(DESC法)に分かれています。
Describe(描写する):事実や行動を客観的に説明する
Explain(説明する):その事実や行動に対する自分の感じた感情や思いを述べる
Suggest(提案する):具体的な解決策や代替案を提案する
Choose(選択肢を示す):相手の反応を考えながら、選択肢や提案を行う
特にクレームなどに対してはこのようなフレームワークに沿ったコミュニケーションが求められます。適切な対応ができないと、顧客との信頼関係の損失、継続的なビジネスの機会喪失、ブランドイメージの低下などにつながります。さらにクレーム背後の真の問題点を見逃し、業績やサービス品質に悪影響を及ぼす、SNSなどでの不適切な応対の拡散・悪評が広がるといったさまざまな問題が発生する可能性があります。
セゾンパーソナルプラスの研修では、アサーティブコミュニケーションで活用できるDESC法の各ステップについて、事実を客観的に描写する「Describe」から、相手の反応を考えながら選択肢を示す「Choose」までの手順について、事例を交えて深い理解を促します。クレーム対応を含むさまざまなケースでフレームワークに沿って対応できる状態を目指します。
スキルを養う研修プログラム例
- アサーティブに伝えるためのDESC法
- 実際の事象を中立的に表現する「Describe」ステップから、自分の気持ちを説明する「Explain」ステップ、ステークホルダーの反応を踏まえたオプションを提示する「Suggest」ステップ、提案に対する相手の反応を踏まえて次の自分の行動を選択する「Choose」ステップまでを、実例をもとにしながら学び、身につける
状況に応じたアサーティブコミュニケーションの実践スキルを習得させたい
ビジネスの場面でアサーティブコミュニケーションを実践し、相手との関係構築を図るためには、具体的なケースを想定したトレーニングを受けることも課題となります。
特定のケースを想定したトレーニングが不足していたり、業務への活用方法が考えられていなかったりすると、研修を受けただけで業務に生かせないといった状況に陥りがちです。また実務上でも、コミュニケーションにおける誤解が増加し、有効な意見交換やフィードバックの場が作れないといった可能性が高まります。
セゾンパーソナルプラスの研修では、アサーティブな対話のロールプレイングを通じてスキルの習得を図るほか、実際に業務に活用していく道筋を自分なりに作ります。ポイントは日常業務にどう取り入れるか、戦略的にアプローチする方法を学び、具体的計画の策定スキルを養うことです。ほかの受講者からのフィードバックセッションや具体的なシミュレーションなども取り入れ、実践的な学びの場を提供します。
スキルを養う研修プログラム例
- アサーティブ実践ロールプレイング
- 研修で学んだステップを、受講者同士で実践する
- 互いにフィードバックを提供することで、改善につなげる
- アサーティブに伝えるための準備・計画
- 実際の業務を振り返り、アサーティブなコミュニケーションを実践する機会を考え、計画を立てる
- 現在抱えているコミュニケーション上の課題解決につながる計画を立てる
研修についての
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無料です
アサーティブコミュニケーション研修の基本カリキュラム
- オリエンテーション
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- 自己紹介
- 研修の目的と進め方
講師や受講者同士で自己紹介を行います。 研修の目的や進め方、参加する上での注意事項を確認します。
- アサーティブコミュニケーションとは
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- アサーティブコミュニケーションの必要性
- 3つのタイプのコミュニケーション
相手を尊重しながら自身の意見を適切に伝え、関係構築を図ることがビジネスにおいて重要であることについて理解します。 コミュニケーションの3つのタイプの様態などについて、事例を交えて理解を深めます。
- アサーティブに伝えるためのDESC法
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- DESC法とは
- 4つのプロセス理解Describe(描写する)Explain(説明する)Suggest(提案する)Choose(選択する)
アサーティブコミュニケーションで活用できるDESC法について理解します。 事実を客観的に描写する「Describe」から、相手の反応を考えながら選択肢を示す「Choose」までの4つのプロセスについて、事例を交えて理解を深めます。
- アサーティブ実践ロールプレイング
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- 実践ロールプレイング
よくあるケースを事例に、アサーティブに伝えるロールプレイングを行います。 相手役や講師からフィードバックを受けながら、自身の課題を把握します。
- アサーティブに伝えるための準備・計画
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- 行動計画
実践でアサーティブに伝える場面を想定し、アサーティブに伝えるための計画を立てます。 ロールプレイングの内容を踏まえ、どのように課題を克服していくかを考え、行動計画に落とし込みます。
- まとめ
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- 学習内容のまとめ
- 質疑応答
学習内容を振り返り、質疑応答を行います。 学習内容を今後どのように活用するかを考えて発表し、実践に向けた動機づけを図ります。
アサーティブコミュニケーション研修のその他カリキュラム
研修についての
ご相談・お見積もりは
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研修実施までの流れ

1.お問い合わせ
人材の育成に関するお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
- ポイント
- 研修プランのご提案までは無料でご利用いただけます
- すぐに実施する予定がない企業様にも、お悩み・お困りごとに役立つ情報のご案内が可能です
【問い合わせ先】
お問い合わせフォームはこちら
メールでのお問い合わせ:hr-info@saison-psp.co.jp
お電話でのお問い合わせ:東京オフィス:03-5992-1186/大阪オフィス:06-7660-2171
受付時間:平日 10:00~17:00

2.ご相談・お打ち合わせ
当社のコンサルタントが貴社のご担当者様に人材育成の課題解決に必要な情報をお伺いします。
- ポイント
- 研修時間や実施方法などのご要望があれば研修プランに柔軟に反映します
- 最適な研修プランを企画するため、貴社の経営理念や業種・業界環境、抱えている課題をお伺いします
- 貴社の状況をお伺いするコンサルタントが研修終了まで貴社のサポートを担当します

3.研修プランのご提案
お伺いした内容をもとに貴社の状況や課題に最適な研修プランをオーダーメードでご提案します。
- ポイント
- ご提案では、研修プランの詳細や費用、目標に適した効果測定手法、などをご説明します
- 課題解決や研修のゴールに対する中長期計画や学びの定着を促すフォローアップの施策もご説明します
- ご提案後にもご要望をお伺いして、研修内容をブラッシュアップしていきます

4.研修の準備
研修プランが確定しましたら、担当講師の手配や教材の作成などの各種準備を進めます。
- ポイント
- 準備期間は通常3カ月ほど頂戴していますが、ご要望によって短縮することも可能です
- 担当講師には、貴社の課題やその背景、研修に対するご要望などを綿密に共有しています
- 研修効果を高めるために、研修前に課題やアンケートへのご対応をお願いする場合があります

5.研修実施
貴社のご要望のタイミングに合わせて、研修を実施します。
- ポイント
- 研修開始後も、当社チームが研修を円滑に進行できるようサポートします
- 講義に加えて、ケーススタディ・ロールプレイングなどの演習形式で実践力の習得を促します

6.研修終了後のフォロー
研修で学んだ知識・技術が定着するように、研修終了後のフォローも実施しています。
- ポイント
- 研修報告書(研修結果、改善点、講師からの所感、など)を作成し、報告会を設けて振り返りを実施します
- 学習内容の定着と活用を目的として、受講者様の状況に応じた最適な手法をご提案します
よくある質問
セゾンパーソナルプラスの研修のいちばんの特長は何ですか?
「創業から30年以上の経験と2万件の導入実績」によって裏打ちされた、多種多様な課題への解決力です。 さまざまなお客様へのご支援を通じて蓄積したノウハウをもとに最適なソリューションをご提案します。
研修の費用はいくらですか?
基本料金:1日あたり238,000円(税抜)~
・費用内でデモ研修を受講いただけます
・ご予算に合わせてプログラムを設計することもできます(問い合わせフォームよりご相談ください)
※カリキュラム内容や講師の拘束時間によって価格は変動します
※研修で使うテキスト費や基本カリキュラムからのカスタマイズ費は含まれません
1日ではなく短時間で実施することはできますか?
はい、可能です。ご希望のお時間に合わせて研修プログラムを設計することができますので、お問い合わせ時やヒアリング時に貴社のご要望をお聞かせください。
最短でどのくらいの日数で実施が可能ですか?
通常は1~2カ月を頂戴しています。
※お申込みいただいてから企業様ごとに研修企画を設計するため
受講日のご要望がある場合は、できる限り調整することも可能です。お問い合わせの時点、または当社からのヒアリングの時点でお知らせくださいませ。