ファシリテーション研修

ファシリテーションとは会議やミーティングで参加者のアイデアを引き出し、建設的な議論を促進し、合意形成を促すスキルであり、ファシリテーションを行う人をファシリテーターと呼びます。この研修は初級から中級管理職の方やチームリーダーなど、チームをまとめる役割を担う方を対象に、ファシリテーションスキル向上を目指す研修です。

現代は変化のスピードが早く「正解のない時代」といわれています。このような時代にあって企業が状況に素早く対応し、より高い価値を生み出していくためには、組織内のミーティングの活性化が不可欠です。一部の人ばかりが話しているようなミーティング、立場や形式ばかりが重視され、アイデアをブラッシュアップしたり、活発な議論がなされないミーティングからは、新たな価値を生み出すことはできません。

ミーティングを活性化するうえでカギとなるのは、会議・ミーティングを運営するチームリーダーです。チームリーダーがファシリテーションスキルを身につけることで有益な議論を形成していくことが可能になります。

セゾンパーソナルプラスのファシリテーション研修では、ファシリテーションの効果や役割を理解させるほか、ロールプレイングを通じてその役割を実際に体験したり、自身のファシリテーターとしての課題を明確にし、その後のステップアップに生かしていく方法を学びます。

変化のスピードが早い今日、組織が問題に適切に対応し成長していくためには、複数のメンバーで建設的な議論を進め、弁証法的な飛躍を生み出し、すばやい決定・行動・修正といったサイクルを高速で回すことが求められています。しかし会議やミーティングが硬直化している場合、上位者の意見で物事が決定し、本質的な検討や議論がなされず、革新的で柔軟なアイデアが採用されない、問題への対応が遅れるといった問題が発生します。

このような状況を脱却するためには、ファシリテーターの導入によって、組織の各所で行われている議論の質を高めることがカギとなります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、会議やミーティングを運営するリーダーに対し、ファシリテーターの役割を理解させると同時に、自身の課題把握を通じてファシリテーターとしての成長を促します。

ファシリテーターには会議でのコミュニケーションを円滑に進め、参加者全員での合意形成を促進することが求められます。チームリーダーにこのスキルが不足している場合、長時間拘束される割に行動につながる結論を出せないといった事態に陥りがちです。

ファシリテーターのスキルとは、議論を整理する論理的な思考力、意見を引き出したり考えを深めさせたりする質問力、メンバーの話を聞く力やコミュニケーション能力などです。しかしこれらの力を短期間で身につけることはむずかしいのが実情でしょう。では習熟するまで、何もできないのでしょうか。そうではありません。事前準備や議論収束のプロセスなど、理解することで一定の効果を得られるポイントもあります。

セゾンパーソナルプラスの研修では誰でもすぐに改善できるポイントを学び、会議の生産性を高めることを狙います。

ファシリテーターとしてのスキルを向上するには実践が不可欠であり、研修を受けただけ、学んだだけではむずかしいのが実情です。ただ多くの人は、学んだことを安心して試せる練習の場がないのが課題となります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、グループディスカッションを通じて参加者がファシリテーターとしての役割を体験する場を設けています。さらに振り返りを通じて自身の課題を分析し、研修後のスキルアップに向けた取り組みポイントを明らかにし、自己成長につなげていきます。