社会人基礎力研修

社会人基礎力研修は内定者や若手社員を対象に、「社会人基礎力」である3つの能力を理解し、能力を高めるための行動認識や、社会人基礎力に関する自身の課題発見を促す研修です。

「社会人基礎力」とは、経済産業省が提唱する「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な能力」です。「前に踏み出す力（アクション）」「考え抜く力（シンキング）」「チームで働く力（チームワーク）」の3つの能力に分けられており、社会人が持ち合わせるべき能力と定義されています。

これからの時代は人生100年時代とうたわれ、働く期間の長期化も予想されます。直面する課題が日々変化し、どう対応するか常に考える力が求められます。また科学や技術の急速な発展により、自分の価値を保持するための学びや成長をし続ける必要性が高まってきました。同時に、従業員個々の社会人基礎力は企業の存続にも直結すると言えるでしょう。

3つの能力について理解し、能力向上の術を習得するとともに、自身の課題に気づき、課題解決のための具体的方法や行動を検討する力を身につけるべく、社会人基礎力研修の受講をおすすめします。

「社会人基礎力」の概念や重要性について理解しておらず、社会人の必要能力が備わっていない、という課題です。例えば、ビジネスパーソンとしての立ち振る舞いや仕事への向き合い方が分からないため、業務をきちんと遂行できなかったり、本人のモチベーションも低下したりという事態を招きます。

一人前の職業人として育成するためには、自分にはどんな能力が足りていないのか自己分析をさせることが重要です。セゾンパーソナルプラスの研修では、「社会人基礎力」が提唱された背景と、能力についての基本知識を学習します。そのうえでセルフチェックを行い、現時点の自分がどのようなマインドで仕事と向き合っているかを確認します。

職業人としての能力を身につけて主体的に仕事を行うために、どのような行動を取ればよいのか分からない、という課題です。言われたことだけをこなす日々で、業務へ主体的に関われなければ仕事に関する知識は蓄積されず、期待する成果をあげさせることは難しいでしょう。

従業員が業務に主体的に取り組めない要因として、状況に応じた具体的な行動の仕方が分かっていないことが考えられます。本来とるべき行動を理解できていないせいで、自身の主体性の低さについて認識するのが難しく、この状況を放置していても改善は期待できないでしょう。

セゾンパーソナルプラスでは社会人基礎力を高める行動のポイントをレクチャーします。ワークやケーススタディも交えてリアルなイメージを持つことで、実践するための思考を養います。

自己分析を通して自分に欠けている能力や成長の余地がある部分を理解させ、それらを伸ばすために実際にアクションを起こさせたい、という課題です。社会人基礎力について頭では理解できても、自身に置き換えて行動できなければ意味がありません。

自分の課題と向き合わせず能力を限定させると、ビジネスシーンでの活躍の場が狭められてしまい、期待する成果があげられません。若手のうちから自分の弱点や欠けている部分を自己認識し、改善のためにどのような行動を取ればよいか考える癖をつけることが、ビジネスパーソンとしての成長につながるでしょう。

セゾンパーソナルプラスでは、「社会人基礎力セルフチェック」を通じて自己の課題と向き合う場を設けます。課題の解決方法も自分の力で導き出し、実務で実践するよう促します。