チームワーク研修

チームワーク研修は内定者や若手社員を対象に、目標達成に向けた自身の役割やとるべき行動を認識し、チームに貢献するための行動を学ばせる研修です。

現代のビジネス環境では、労働人口の減少や働き方の多様化、ダイバーシティの推進に伴い、限られた人員で成果を出すことが求められています。そのためには高いチームワークが不可欠で、チームワークが構築されていないと業務が円滑に回らず、支障が出てしまうこともあるでしょう。

「チームワーク」と混同されやすいキーワードとして「チームビルディング」があります。チームビルディングは、目標達成のための環境づくりをチームリーダーが行うことを意味します。一方でチームワークは、チームに貢献するためのスキルを身につけることが求められ、メンバー全員が取り組まなければなりません。中でも新入社員や若手社員は、組織で働くための意識醸成として、チームワークについて理解することが重要となります。

チームワーク研修は、一人ひとりが目標達成のための行動を理解し、生産性向上と円滑な業務遂行を目指した関係性構築に重要なステップです。

チームワークの必要性を理解していないことによりチームに貢献する行動を取れない、という課題です。チームワークが欠如しているとメンバー間で情報や課題の共有が適切に行われず、一人ひとりが具体的な行動を取れない結果、目標達成までに時間がかかるといった問題が起こります。またメンバー同士のコミュニケーションが乏しくなり、関係悪化やモチベーション低下を招きます。その結果業務が円滑に行われず、期待される成果をあげることが難しくなるでしょう。

チームへの貢献につながる言動を理解させるために、セゾンパーソナルプラスでは研修ゲームを取り入れています。チームワーク力を向上させるには、実践型の研修が適しています。ゲーム形式の研修は他者と必然的に会話をしなければならない内容であり、自然とコミュニケーションが発生します。無意識のうちにコミュニケーションが活性化し、チームワークの醸成に役立つでしょう。ゲームでチームワークの必要性を体感した後、チームワークを高めるために必要な要素やコミュニケーション方法の深い理解を促し、チームで働く目的や自身の役割、貢献のための行動について学習させます。

メンバー間で適切な関係構築がなされていないため、スムーズなコミュニケーションが図れず、業務の効率や生産性の低下を招く、という課題です。

信頼関係が築かれていないことで、一人に業務負担がのしかかったり、適切な処理が行われなかったりした結果大きなトラブルにつながるといったケースは典型的です。さらに、連携できていないために貴重なビジネスの機会を逃したり、不必要な仕事をしたりという、実は見えていないトラブルが起こっている問題もあります。

この課題を解消するためには、まずメンバー同士の関係構築が求められます。具体的な構築方法として、自己開示と他者理解（メンバーを知ること）が重要です。例えば、仕事での失敗談の発表や、苦手分野で支援を求める動きは「自己開示」の具体的方法です。自分の人となりを他者に伝えるのはもちろん、弱みや苦手分野を共有することも自己を知ってもらう上で必要なアクションです。一方、相手の性格や長所、弱みや課題を受け入れることが「他者理解」になります。チームワーク構築には互いの長所・短所を理解し、課題をクリアするために自分が取るべき行動を考えるという一連の思考が大切です。

セゾンパーソナルプラスでは、この2つの要素を中心に、情報共有の必要性やチームの目的・目標、仕事の進め方を具体的に学習し、チームで働くためのスキル習得を目指します。

組織・チームの目標達成のために、実務において自分が何を意識し、どのような行動を取ればよいか分からない、という課題です。

チームのために自分が取るべき言動を理解していなければ、目標達成に不必要な業務進行をしたり、メンバーの仕事を阻害する発言をしたりする可能性が出てきます。ほかのメンバーと状況や課題を共有しながら、互いを尊重して仕事を進めることも難しくなるでしょう。そうすると足並みが揃わず仕事がストップしたり、チームの目標がぶれたりという問題が発生します。

このような問題が起こる背景には、メンバー一人ひとりが仕事に対してどのような意識を持ち、どのような行動をとるべきかをきちんと理解していないことが考えられます。セゾンパーソナルプラスでは、一連の研修を受講したのちに座学やワークの復習を通じて、チームの成果や成長を確認します。研修を通じて新たな課題や実務で取り入れるべき行動についての検討を促し、チームワーク構築のためのスキルを習得させます。