個人情報保護研修

「個人情報保護研修」とは、主に個人情報を取り扱う業務に従事している方を対象として、個人情報を正しく理解し、適切に扱えるようになることを目指す研修です。

個人情報とは氏名、住所、顔写真など、個人を特定できる情報です。現代社会は個人情報をさまざまな形で活用することで、大きな利便性を享受しています。一方で個人情報は扱い方によっては個人の権利やプライバシーを侵害し、犯罪にまで発展する危険性もあることから、その扱い方について法律で細かな規定が設けられています。

特に近年、情報技術が進歩したことで、個人情報漏洩のリスクが増大し、社会的関心も高まっています。企業は個人情報保護に関する意識を組織全体で高め、正しく運用することが求められます。

業務においては、さまざまな情報について個人情報かそうでないかを区別する必要があるほか、個人情報の種類によって異なる扱い方を理解し、正しく対応することが求められます。

セゾンパーソナルプラスの研修では、個人情報の基礎知識の理解はもちろん、個人情報保護の重要性や漏洩によって発生するリスクについて学習します。さらに、実際に個人情報が漏洩した事故に関する統計データを通じて誰でも起こしうるミスについて理解を深め、正しい扱い方や組織として行うべき取り組みなどの習得を目指します。

個人情報保護に関する意識を高めるためには、個人情報漏洩のリスクと影響を正しく理解することが重要です。

個人情報保護が組織に根付いていないと、情報漏洩事故が発生し、さまざまな損害を被ることになります。企業にとって個人情報の漏洩は、情報の不正利用を招き、「場合によっては損害賠償や処罰の対象になる」「社会的信用を低下させる」といった大きなリスクです。対応に時間とコストが発生するほか、取引停止や事業撤退などに至るケースもあります。

こうした漏洩やミスが発生するのは、個人情報保護に関して従業員の意識強化のための施策がなく、個人任せといった状況が原因の一つとなります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、個人情報保護の重要性や漏洩による損害について理解を促します。また過去の情報漏洩の事例を確認することで、個人情報漏洩に対して適切な危機感を持ち、対策の意識を高めます。

個人情報漏洩を防止するには、個人情報漏洩の原因と対策のパターンを理解することが重要です。

例えば、漏洩事故は軽い気持ちから起こる「うっかりミス」が原因として多く、大きな問題に発展することもしばしばあります。損害賠償や行政処分が科される可能性があるほか、過去にSNS等で炎上したケースもあります。このような「うっかりミス」は個人情報の取り扱い方を知らなかったり、そもそも個人情報であることを理解していないといった知識不足からも発生します。

セゾンパーソナルプラスの研修では、漏洩事故に関する統計デーをもとにミスが起こる原因や状況を特定し、取るべき対策について学習します。また他社の漏洩事故事例をもとに、事前に実施しておくべき防止策を検討し、個人情報保護の具体的対策を考える力を養います。

個人情報保護の体制を構築するためには、各種ルールや意識強化のための具体的な取り組みについて実際に考えてみることが課題になります。

例えば、個人情報漏洩の原因でよくある「うっかりミス」は誰にでも、いつでも起こりうるものです。また一度研修を実施したり、ルールを作ったりしたからといってミスをゼロにできるわけではありません。

セゾンパーソナルプラスの研修では、自社の個人情報の取り扱いに関する業務でミスが起こりやすい状況を洗い出し、誰でも実行できる対策を検討する、といったワークを行います。このワークを通じて、個人情報の取り扱いに関するルール化の考え方や、その周知の仕方、継続的な運用方法を学び、現場での実践につなげます。