ダイバーシティ研修
DIVERSITY TRANING
ダイバーシティ研修とは
ダイバーシティ研修とは、ダイバーシティを推進する必要性を認識し、多様な人材が働きやすい職場環境の整え方の習得を目指す研修です。経営層、指導者層、ダイバーシティについて基礎知識を習得したい方を対象にしており、異なる文化や価値観、働き方などを理解し合い、より良い職場づくりに取り組む風土を醸成することを目的としています。
ビジネスにおけるダイバーシティとは、さまざまな背景や特徴を持つ人材が協力して新たな価値創造を図ることです。あらゆる差別をなくすという考えが浸透する中、企業を取り巻く環境もボーダーレスとなり、グローバル化が進んでいます。職場においても、多様な人材が集まることで多彩なアイディアが生まれ、生産性の向上や画期的なイノベーションが期待されるようになりました。
多様性を生かす働き方をするためには、ダイバーシティへの理解と学びを深める必要があります。セゾンパーソナルプラスの研修では、ダイバーシティを推進する必要性、文化背景や性別の違いで発生する問題、悪影響をもたらす偏見への対処法などを学び、ダイバーシティを重視する働き方への理解を深めます。
ダイバーシティ研修で実施されるプログラムは以下のようなものが挙げられます。
ダイバーシティ研修のプログラム
グローバル・ダイバーシティ研修
ダイバーシティの推進に向けて異文化理解の必要性を認識し、適切な振る舞いを理解・実践する方法を学習する
女性活躍推進研修
職場において女性活躍を推進する必要性を理解し、就業女性が生き生きと働くことができる環境作りの方法を学習する
アンコンシャス・バイアス研修
自分では気づくことが難しい、良くないアンコンシャス・バイアスへの対処法を学習する
ダイバーシティによくある課題とアプローチ
「ダイバーシティ研修」は、以下のような課題をお持ちの企業・組織のみなさまにおすすめの研修です。
- ダイバーシティ推進の必要性を認識させたい
- 文化背景や性別などの違いにより発生する問題への対処法を習得させたい
- ダイバーシティの推進に悪影響を与える偏見や、その対処法を習得させたい
ダイバーシティ推進の必要性を認識させたい
ダイバーシティを着実に実行するためには、ダイバーシティ推進の必要性を推進に関わるメンバーに認識させることが課題となります。経営者を含む、推進メンバー全員がダイバーシティの必要性や考え方、適切な振る舞いを学んだ上で、企業全体に浸透させる取り組みを実行することが大切です。
ダイバーシティを推進する立場にあるメンバー自体がダイバーシティの必要性を真に理解していない企業は少なくありません。こういったケースでは表面的な取り組みに終わり、結果的に企業全体にはダイバーシティが浸透しないまま、取り組みに使ったコストやリソースだけが無駄に終わってしまいます。
このような問題は、ダイバーシティ推進において法的リスクへの対策や社会・市場からの要請に応じることが優先され、必要性の理解は後回しになってしまうことで起こります。
セゾンパーソナルプラスの研修では、ダイバーシティ推進が社会的にも企業活動の活性化においても必要とされる背景を学習します。さらに、異文化を持つ従業員が働きやすい職場環境をつくる「グローバル・ダイバーシティ」や女性が活躍できる職場にする「女性活躍推進」の意義を理解し、ダイバーシティ推進に必要な知識やマインドを身につけます。
スキルを養う研修プログラム例
- ダイバーシティを理解する
- ダイバーシティの社会的意義や企業活動における必要性を理解する
- グローバル・ダイバーシティ研修
- ダイバーシティの推進に向けて、異文化理解の必要性を認識する
- 女性活躍推進研修
- 女性活躍を推進する必要性について理解を深める
文化背景や性別などの違いにより発生する問題への対処法を習得させたい
ダイバーシティを全社的に根付かせるためには、推進メンバーを含む全従業員が一体となって、文化背景や性別の違いによって発生する問題への対処法を学ぶことが必要です。
ダイバーシティ推進の目的や意義、具体的な取り組みが従業員に適切に伝わっておらず、ダイバーシティ推進の方針を掲げただけとなっている組織は多々存在します。この場合、取り組み自体が形式的なものになり、プロジェクトが一段落すると従来の状態に逆戻りしてしまいます。
こういった事象は、文化背景や性別の違いにより起こり得る問題に対して、「そういう考えは良くないから改めよう」と指針を出すに留まり、必要な考慮や具体的な対処法を全社的に示せていない場合に起こりがちです。
セゾンパーソナルプラスの研修では、多様な人材が共に働く際にどのような問題が生じて、どのように環境整備するべきかを学習します。またグローバル・ダイバーシティにおける適切な振る舞い方や女性活躍のための職場作りの実践的なスキルを身につけます。
スキルを養う研修プログラム例
- グローバル・ダイバーシティ研修
- 適切な振る舞いへの理解を深め、実践する方法を学習する
- 女性活躍推進研修
- 女性が生き生きと働ける職場環境作りの方法を学習する
ダイバーシティの推進に悪影響を与える偏見や、その対処法を習得させたい
ダイバーシティのための意識改革や環境整備を推進する場合、無意識の偏見(=アンコンシャス・バイアス)について学び、対処法を理解することが課題となります。
偏見への理解が乏しいと、組織として知らぬ間に不公平な待遇差を設けたり、多様性を欠いた誤った意思決定を行ってしまったりという行動を取ってしまい、従業員の企業に対する不満を醸成しかねません。気づかぬうちに阻害・差別・ハラスメントを行い、従業員の不満を増長させる要因となってしまいます。
このような問題を引き起こす要因は、アンコンシャス・バイアスの知識が足りず、「自分の判断や態度が偏見を含んだものである」という意識がないことにあります。自分では気付くことが難しく、ダイバーシティ推進を阻害する要因となるため、アンコンシャス・バイアスについて研修や勉強会などを通じて理解を深めることが重要です。
セゾンパーソナルプラスの研修では、アンコンシャス・バイアスの定義やよくあるケースを学習し、理解を深めるます。さらに、アンコンシャス・バイアスの対処法を学習し、現場でも実践できるように対処スキルの定着を図ります。
スキルを養う研修プログラム例
- アンコンシャス・バイアス研修
- アンコンシャス・バイアスの基礎知識や望ましくないケースを理解する
- 自分では気づけないアンコンシャス・バイアスへの対処法を学習する
研修についての
ご相談・お見積もりは
無料です
ダイバーシティ研修の基本カリキュラム
1日目
- オリエンテーション
-
- 自己紹介
- 研修の目的と進め方
- 「ダイバーシティ」とは
- ダイバーシティ推進に向けた「①グローバル・ダイバーシティ」
-
- グローバル・ダイバーシティとは
- 異文化理解
- 異文化理解の実践ポイント
- ダイバーシティ推進に向けた「②女性活躍推進」
-
- 女性活躍推進の必要性
- 就業女性が持つ課題の理解
- 女性活躍推進のための環境整備のポイント
- まとめ
-
- 学習内容のまとめ
- 質疑応答
2日目
続きを見る- オリエンテーション
-
- 前日の振り返り
- 研修の目的と進め方
- ダイバーシティ推進に向けた「③アンコンシャス・バイアス」
-
- アンコンシャス・バイアスの基礎知識
- 望ましくないアンコンシャス・バイアス
- アンコンシャス・バイアスへの対処
- ワーク
-
- 職場におけるダイバーシティ行動を考える
- まとめ
-
- 学習内容のまとめ
- 質疑応答
- 行動宣言
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ダイバーシティ研修実施例
多彩なプログラムを実施して、ダイバーシティの意識醸成を図る
自社でダイバーシティ推進に関する研修を実施しようとしても、必要性や振る舞い方、起こり得る問題、自社に必要な環境整備などが分からないという問題が起こりがちです。また無意識の偏見(=アンコンシャス・バイアス)は、自分たちでは気付けないものであり、従業員に注意喚起するだけでは解消するのは難しいでしょう。
セゾンパーソナルプラスでは組織内でどのような問題が起こっているかを把握した上で、組織に適した研修を柔軟に提案します。その一例として、建設関連企業様にダイバーシティ研修を導入いただいた事例を紹介します。
事例
- 導入企業
- 建設関連企業様
- 研修実施の経緯
- 人手不足の影響もあり、日本人だけではなく、外国人労働者の入職が増えていた
- 現場の管理者からは、文化背景の違いからくるコミュニケーションに苦戦しているという声が上がっていた
- 業界イメージから、女性就業希望者からは敬遠されていた
- 給与水準は低くなく、必要な制度は完備しているにも関わらず、結婚や育児、介護を理由に離職する女性が毎年一定数存在していた
- このような状態を脱却し、イメージアップを図りたいとセゾンパーソナルプラスに相談があった
- このような状況で現場で起こりうる問題への対処法について、経営層と管理職層を主な対象者とする研修を行った
- 実施した研修プログラム
- ダイバーシティの推進
- 異文化コミュニケーション
- 女性活躍推進を図るための環境作り
- 部下との望ましい関係構築
- 研修後の調査から見えた効果(アンケート、店舗評価、ヒアリング調査などから集計)
- ダイバーシティ推進が叫ばれている理由が腑に落ち、実践につなげたいという意識が醸成された
- 外国籍の社員や女性社員への関わりのポイントが掴めた
- 職場内の相互理解が進んだことが、業務の円滑化、生産性の向上につながった
研修実施までの流れ

1.お問い合わせ
人材の育成に関するお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
- ポイント
- 研修プランのご提案までは無料でご利用いただけます
- すぐに実施する予定がない企業様にも、お悩み・お困りごとに役立つ情報のご案内が可能です
【問い合わせ先】
お問い合わせフォームはこちら
メールでのお問い合わせ:hr-info@saison-psp.co.jp
お電話でのお問い合わせ:東京オフィス:03-5992-1186/大阪オフィス:06-7660-2171
受付時間:平日 10:00~17:00

2.ご相談・お打ち合わせ
当社のコンサルタントが貴社のご担当者様に人材育成の課題解決に必要な情報をお伺いします。
- ポイント
- 研修時間や実施方法などのご要望があれば研修プランに柔軟に反映します
- 最適な研修プランを企画するため、貴社の経営理念や業種・業界環境、抱えている課題をお伺いします
- 貴社の状況をお伺いするコンサルタントが研修終了まで貴社のサポートを担当します

3.研修プランのご提案
お伺いした内容をもとに貴社の状況や課題に最適な研修プランをオーダーメードでご提案します。
- ポイント
- ご提案では、研修プランの詳細や費用、目標に適した効果測定手法、などをご説明します
- 課題解決や研修のゴールに対する中長期計画や学びの定着を促すフォローアップの施策もご説明します
- ご提案後にもご要望をお伺いして、研修内容をブラッシュアップしていきます

4.研修の準備
研修プランが確定しましたら、担当講師の手配や教材の作成などの各種準備を進めます。
- ポイント
- 準備期間は通常3カ月ほど頂戴していますが、ご要望によって短縮することも可能です
- 担当講師には、貴社の課題やその背景、研修に対するご要望などを綿密に共有しています
- 研修効果を高めるために、研修前に課題やアンケートへのご対応をお願いする場合があります

5.研修実施
貴社のご要望のタイミングに合わせて、研修を実施します。
- ポイント
- 研修開始後も、当社チームが研修を円滑に進行できるようサポートします
- 講義に加えて、ケーススタディ・ロールプレイングなどの演習形式で実践力の習得を促します

6.研修終了後のフォロー
研修で学んだ知識・技術が定着するように、研修終了後のフォローも実施しています。
- ポイント
- 研修報告書(研修結果、改善点、講師からの所感、など)を作成し、報告会を設けて振り返りを実施します
- 学習内容の定着と活用を目的として、受講者様の状況に応じた最適な手法をご提案します
よくある質問
セゾンパーソナルプラスの研修のいちばんの特長は何ですか?
「創業から30年以上の経験と2万件の導入実績」によって裏打ちされた、多種多様な課題への解決力です。 さまざまなお客様へのご支援を通じて蓄積したノウハウをもとに最適なソリューションをご提案します。
研修の費用はいくらですか?
基本料金:1日あたり238,000円(税抜)~
・費用内でデモ研修を受講いただけます
・ご予算に合わせてプログラムを設計することもできます(問い合わせフォームよりご相談ください)
※カリキュラム内容や講師の拘束時間によって価格は変動します
※研修で使うテキスト費や基本カリキュラムからのカスタマイズ費は含まれません
1日ではなく短時間で実施することはできますか?
はい、可能です。ご希望のお時間に合わせて研修プログラムを設計することができますので、お問い合わせ時やヒアリング時に貴社のご要望をお聞かせください。
最短でどのくらいの日数で実施が可能ですか?
通常は1~2カ月を頂戴しています。
※お申込みいただいてから企業様ごとに研修企画を設計するため
受講日のご要望がある場合は、できる限り調整することも可能です。お問い合わせの時点、または当社からのヒアリングの時点でお知らせくださいませ。