生産性向上研修

「生産性向上研修」とは生産性を阻害する要因を把握する方法や、現場の生産性を向上する具体的な取り組みについて学ぶ研修です。この研修は、経営層、管理職、現場リーダーの方を対象としています。

一般に生産性とは「労働生産性」のことを指し、従業員一人あたりの付加価値額を従業員数で割った数値のことです。生産性を高めるためには、より短い時間かつ少ない人数で、より大きな付加価値を生むことが必要です。

今日ではビジネス環境の変化のスピードが早く、過去の最適解はすぐに陳腐化してしまいます。生産性について従業員、特に現場リーダーなどが意識を高く持ち、生産性が低下していないか、生産性をより高めるためにはどうすれば良いかなどを考え続ける必要があります。こうした意識と取り組みなしには、さまざまなプロセスでのムダやムリが積み重なり、組織全体の生産性が低下していきます。

セゾンパーソナルプラスの研修では、生産性向上のアイデアや具体的なアプローチ、自社の改善を図るプランなどを作成し、生産性向上策についての実践的なスキルを身につけます。

組織全体の生産性向上を促すためには、まずは経営層や管理職が生産性の定義や生産性を向上する目的を理解することが課題となります。

生産性を正しく把握しておらず、加えて向上させる取り組みを実施できていないと、適切な意思決定やコスト管理が行えず、結果的に経営の悪化を引き起こすことにつながります。例えば、稼働率の低い設備への投資を決めてしまう、必要以上に生産コストをかけてしまい利益が残らない、といったことが起こります。

こういった問題は、経営層や管理職が組織として生産性を把握する・向上させる必要性についての認識が甘く、同時に現場の従業員にも生産性の意識が浸透していないことに起因します。

セゾンパーソナルプラスの研修では、まずは生産性の定義や向上させる目的、算出方法などの基礎知識を学習します。そうすることで生産性向上の意識を高め、現状の生産性に対する見方の変化や組織的な生産性向上への取り組みを促します。

現状の生産性の問題を解決するためには、生産性を向上させるための手法やそれらの手順を理解することが求められます。

生産性向上の知見や経験が少ない企業では、ボトルネックを根本的に解決する方法が見つからず、生産性が上がらない状況が続くという問題が起こりがちです。

これは、生産性を向上させる具体的な手法や手順について知識がないことが原因です。生産性を向上させるためには適切な改善策に取り組むとともに、チームを巻き込むなど、さまざまなアプローチを複合的に実施する必要があります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、生産性向上を目的とした、ITツールの導入や業務の見直し、人員配置の実施方法などの各手法の進め方を学習します。さらに、現状の生産性を把握し、生産性向上施策の計画を立てるまでの手順を学び、現場で実践するためのスキルを養います。

生産性向上の施策を実際に実行していくためには、自身の組織の生産性に関する課題に対して現状把握や解決策立案を行えるかどうかが重要となります。

現状の生産性を改善するための計画を立案・実行できないと、研修を受けただけ、知識を学んだだけで終わり、実務に生かすことができません。その結果、組織の課題を解決できず、生産性向上に結びつきません。

このような問題を解消するためには、学習した知識・スキルを自分が所属する組織の課題で実践することが求められます。現場の生産性の課題は複雑な要因が絡まって発生している場合が多く、実現性があり、効果が出る施策を計画するには実際に計画を立てる・フィードバックを受けるなどの経験を積む必要があります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、研修内で学習した具体的な生産性向上の手法や取り組みの計画策定方法をもとに、実際に自社・自組織の生産性向上施策を計画・策定します。受講者や講師からのフィードバックを受け、施策計画のブラッシュアップや計画策定の定着を図ります。