褒め方・叱り方研修

「ほめ方・叱り方研修」とは、相手のモチベーションを保ちつつ、成長を促すための効果的なほめ方と叱り方を学ぶ研修です。人材育成担当者の方や部下を持つ上司の方、職場チームのリーダーの方などが受講対象になります。

ビジネスシーンにおける「ほめる」「叱る」は、管理職やチームリーダーなど部下をマネジメントする立場の人たちにとって必須のスキルです。正しくほめたり、叱ったりすることができれば、相手のやる気を引き出し、チームビルディングを進めることにも役立ちます。

一方で、効果的なほめ方・叱り方について学んだことのない管理職も少なくないため、うまくほめたり叱ったりできないばかりか、相手のモチベーションを低下させたり、傷つけてしまったりすることがあります。

これは、「ほめる・叱る」はフィードバックの一環であることを理解していない、「叱る」と「怒る」の違いを理解していない、といった前提理解の欠如が原因として考えられます。また「ほめる・叱る」の適切な実践方法の知識・スキルが不足していることも関係しています。

セゾンパーソナルプラスの研修では、ほめ方・叱り方のポイントを学ぶほか、ケーストレーニングによって、より上手に相手の望ましい行動を引き出す手法の習得を目指します。

適切なほめ方を身につけるには、ほめることの目的や効果を理解することが重要です。

例えば、部下が良い行動を起こしたにも関わらずほめることができないでいると、部下のモチベーション低下を引き起こし、離職などにつながる可能性があります。一方でほめすぎると、人によっては業務の質が低下する・仕事をしなくなるなどの弊害が起こります。

こうした問題の背景には、近年の若年層のパーソナリティへの理解不足、ほめることの目的・効果に対する理解不足、効果的なほめ方についての知識不足、ほめるスキルの不足などがあります。ほめることで相手の成長を促すためには、相手との信頼関係を構築し、パーソナリティを理解した上で、適切なタイミング・方法でほめることが重要です。

セゾンパーソナルプラスの研修では、まずは人を適切にほめることの目的や効果について学び、さらに望ましくないほめ方についてさまざまな事例研究を通じて理解を深めていきます。併せて、ほめる際の注意点やポイントを学ぶことで、実践的な「ほめる」スキルを習得します。

このプログラムでは適切なほめ方の実践方法を身につけ、相手のやる気や自主性を引き出せるようになることをゴールとして目指します。

人材育成の場面では成長を促すために「叱る」ことも必要となり、育成担当者は適切に人を叱るために、「叱る」目的や効果について理解することが課題になります。

正しく叱ることができないと、叱られた側が萎縮しパワハラと感じ取ってしまったり、モチベーションの低下を引き起こして早期離職してしまったりするなどの弊害が生じます。さらに何度叱っても相手の行動が改善せず、「同じ失敗を繰り返す」「生産性が低いまま」といった業務への支障を引き起こします。

こうした問題の背景には、叱る目的や具体的な叱り方が分からないといったことが原因として考えられます。ビジネスシーンにおける「叱る」ことの目的は、相手の問題行動を改善させることです。「うまく部下を叱れない」と悩む育成担当者や管理職者の中には、「叱る」と「怒る」の区別がついておらず、問題行動によって生じたストレスを相手にぶつけるだけになってしまうといったケースも見られます。

セゾンパーソナルプラスの研修では、叱ることの目的と効果について理解を促します。さらに、望ましくない叱り方について具体的に事例を確認し、叱る際の注意点やポイントについて理解を深め、現場での実践につなげます。

このプログラムでは、適切な叱り方を身につけ、相手の改善行動を引き出せるようになることをゴールとして目指します。

適切な「ほめ方」「叱り方」を自然に実践できるようになるには、できるだけ現場に近い場面を想定して練習を行うことが課題になります。知識を学んだだけでは、実際にほめたり、叱ったりすることが必要な場面で、うまく実践できません。

「ほめ方」「叱り方」の知識を学んでも実践に生かせないのは、伝え方や言い回し、タイミング、表情などにも一定のスキルが伴い、そのスキルを習得するための訓練が不足しているためです。さらに、実践していなければ自身が苦手とするポイントやほめるとき・叱るときのクセを知ることができません。結果的に、いざとなるとうまくほめられない、叱れないといったことになります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、具体的な事例を用いて「ほめ方」「叱り方」のポイントを改めて理解し、その理解を踏まえてロールプレイングを実施します。研修内の実践経験を通じて、自身の弱点や傾向を知り、改善につなげることができます。また、受講者同士でフィードバックするのも効果的です。相互にフィードバックすることで、より良い「ほめ方」「叱り方」について理解が深まり、スキルの定着化を図ることが可能です。