思考力研修
THINKING ABILITY TRANING
思考力研修とは
思考力研修とは、思考力の土台ともいえるロジカルシンキング(論理的思考)を習得し、問題解決に活用できる思考法や、問題解決の実行に向けた計画策定方法を学ぶ研修です。職種・階層問わず、思考力を高め、現場での実践に活用したい方を対象にしています。
ビジネスパーソンにとって、論理的に思考し、そこから質の高い意思決定を導く能力は必須のスキルです。しかし、このような思考力は正しい思考方法を理解した上で、実践する訓練を積まなければ、身につけることはできません。
思考力の乏しさは、組織の生産性や日々のコミュニケーションへの支障に直結します。企業は思考力の向上を従業員任せにするのではなく、能力を伸ばすための教育支援を実施することが求められます。
セゾンパーソナルプラスの研修では、論理的に考えるための基本的なフレームワークのほか、問題解決の手法、創造的な思考方法、前提を疑い仮説を立てる方法などを身につけられます。
思考力研修で実施されるプログラムは以下のようなものが挙げられます。
思考力研修のプログラム
ロジカルシンキング研修
論理に沿う筋道を立て、物事を掘り下げる、論理的思考の方法を習得する
問題解決研修
日々仕事上で直面するさまざまな「問題」を「解決」に導くためのプロセスや方法を習得する
デザイン思考研修
潜在的な課題やニーズを発見し、今までにない創造的な思考を伸ばしながら、新しい課題やニーズに答えるための思考方法を習得する
クリティカルシンキング研修
新しいアイデアを生み出すため、前提条件を疑い、物事を多角的な視点で捉える思考スキルを習得する
思考力によくある課題とアプローチ
「思考力研修」は、以下のような課題をお持ちの企業・組織のみなさまにおすすめの研修です。
- 仕事における思考方法の基礎を習得させたい
- さまざまな思考方法に触れ、アイデア創出力の強化を図りたい
- 思考力を強化することで、現場の問題解決を図りたい
仕事における思考方法の基礎を習得させたい
業務を円滑に進め、生産性の向上を図るためには、ビジネスシーンで活用される基本的な思考方法を習得することが課題になります。
物事を筋道を立てて考える論理的思考力(ロジカルシンキング)は、ビジネスパーソンの基礎力といえます。論理的思考力の有無は、個人のアウトプットの質だけでなく、組織の成果や生産性に影響を及ぼします。
論理的思考力に欠ける人材は、意思決定や合意形成の場において論理を理解できず、意思決定に参画できない、あるいは不必要に合意までに時間をかけさせるといった「困った人材」になる可能性があります。その結果、組織全体の業務効率や生産性を阻害する要因となるでしょう。
セゾンパーソナルプラスの研修では、ロジカルシンキングの基礎や代表的なフレームワークなどを正しく理解します。日々の業務で実践できるように、研修内で論理的思考の訓練を行い、スキルの定着を図ります。
スキルを養う研修プログラム例
- ロジカルシンキング研修
- 物事を筋道を立てて考える具体的な方法について学ぶ
さまざまな思考方法に触れ、アイデア創出力の強化を図りたい
ビジネスシーンで求められるアイデア創出力を強化するためには、新しい課題やニーズを探る「デザイン思考」、物事を多角的に捉える「クリティカルシンキング」など、さまざまな思考方法を活用できることが課題となります。
複雑で変化の激しい現代のビジネスシーンでは、新たなアイデアを生み出し続けられなければ市場での競争優位を保つことはできません。新しいアイデアを創出するためには、デザイン思考やクリティカルシンキングといった思考方法は必須のビジネススキルであり、駆使できでなければやがて市場から淘汰されてしまいます。
デザイン思考やクリティカルシンキングは、考え方の手順さえ学べばすぐに使いこなせるわけではありません。これらの思考方法を駆使するためには、考え方の手順を理解した上で、実践を通じて習熟度を高める必要があります。
セゾンパーソナルプラスの研修では、デザイン思考やクリティカルシンキングの基礎知識やビジネスシーンで活用するための方法を学びます。さらに、ワークを通じて学習した思考方法を実践し、実際にビジネスで活用するためのスキルの習得を目指します。
スキルを養う研修プログラム例
- デザイン思考研修
- 顧客の潜在的なニーズや課題を掘り起こし、アイデアを生み出す手法を学ぶ
- 実践的な場面での報連相、上司・先輩からの指示の受け方を習得する
- クリティカルシンキング研修
- 前提条件を疑い、物事を多角的な視点で考える方法を学ぶ
思考力を強化することで、現場の問題解決を図りたい
日々発生する問題に対処し、仕事を前進させる人材へと育成するためには、「問題解決力」を養うことが課題となります。
問題解決力に欠けている場合、さまざまな問題への対処が場当たり的になり、本質的な問題の解決に至りません。そのため問題が後から頻発するといった状況になります。
こうした状況に陥ってしまう原因は、基本的な問題解決プロセスのパターンの理解が不足している、あるいは知ってはいても習熟していないために実行できないことなどです。
セゾンパーソナルプラスの研修では、業務で直面する問題・課題を解決に導く考え方・手法を学習します。課題の設定から対策立案、実行までの一連のプロセスや各工程の実施ポイントなどを学び、日々の業務の問題解決を実践できる状態を目指します。
スキルを養う研修プログラム例
- 問題解決研修
- 課題の設定から解決策の策定など、日々の業務で活用できる手法を学ぶ
研修についての
ご相談・お見積もりは
無料です
思考力研修の基本カリキュラム
1日目
- オリエンテーション
-
- 自己紹介
- 研修の目的と進め方
- 「思考力」とは
- 思考力強化 ①ロジカルシンキング
-
- ロジカルシンキングの基礎知識
- ロジカルシンキングの基礎
- 思考のフレームワーク
- 思考力強化 ②問題解決
-
- 問題解決とは
- 「問題」の優先順位決定
- 「課題」と「解決策」の検討
- 実践ワーク「自身が抱える問題を洗い出す」
- まとめ
-
- 学習内容のまとめ
- 質疑応答
2日目
続きを見る- オリエンテーション
-
- 前日の振り返り
- 研修の目的と進め方
- 思考力強化 ③デザイン思考
-
- デザイン思考とは
- デザイン思考の思考プロセス
- 思考を進めるための「共感マップ」
- 思考力強化 ④クリティカルシンキング
-
- クリティカルシンキングとは
- 本質を見抜く
- ワーク
-
- 実践ワーク 「自身が抱える問題の解決策を考える」
- まとめ
-
- 学習内容のまとめ
- 質疑応答
- 行動宣言
研修についての
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思考力研修実施例
求める思考力のレベルに応じた研修プログラムを入社年数・部門軸で設計
一般的に思考力関連の研修では、質の高い判断を導き出したり、アイデアを創出するための「型」を学びます。
一方で、ビジネスシーンでは、思考するだけではなく、アイデアを実行することまでが求められます。また思考力自体も、実行が伴ってはじめて真の意味で役立つ力にまで磨き上げることができるものです。
このように実行力強化も含めたプログラムでないと、思考力関連の研修は「やっただけ」「実務に生かせない」といった問題が生じがちです。
こうした思考力研修の弱点を克服するため、セゾンパーソナルプラスの研修サービスでは、導入企業様によって異なる課題を把握し、状況に合わせた思考力研修プログラムを設計します。
まずご担当者様へのヒアリングを通じて課題認識を共有し、例えば思考の「型」を理解する必要のある初級者が多い場合のプログラム、もう一段上の実行力を伴う思考力を養う場合のプログラムなど、状況に合わせてご提案いたします。
その一例として、総合商社のお客様にセゾンパーソナルプラスの思考力研修プログラムを導入いただいた事例をご紹介します。
事例
- 導入企業
- 総合商社様
- 研修実施の経緯
- もともと思考力が高い人材が多い企業だが、その力を実践活用できているかは微妙なところであった
- 役職別研修でも思考力向上研修は実施しているが、研修を受けて終わりという状態であった
- 問題解決を行う際、前例にとらわれてしまい、革新的なアイデアが浮かんでこないことが多かった
- 外部ベンダーが開発する「思考力テスト」を中堅社員に実施したところ、入社時より思考力の低下が見られた
- 入社時の思考力をもう一度呼び戻し、持てるポテンシャルを発揮させる方法はないかと、セゾンパーソナルプラスに相談があった
- 研修では、入社年次や職種に合わせて研修プログラムを構成し、必要な思考力の強化を図ることにした
- 実施した研修プログラム
- 入社3年以下社員向け⇒問題解決基礎
- 入社4年~6年社員向け⇒ロジカルシンキング強化
- 入社7年目以上社員向け⇒クリティカルシンキング強化
- 企画開発職向け⇒デザイン思考習得
- 研修後の調査から見えた効果(アンケート、店舗評価、ヒアリング調査などから集計)
- 思考する上での共通言語ができ、チーム活動の活性化につながった
- 研修終了後の問題解決の取り組みにおいて、今まで生まれなかったさまざまなアイデアが生まれた
- 研修終了6カ月後に実施した「思考力テスト」では、全階層において思考力の向上傾向が見られた
研修実施までの流れ

1.お問い合わせ
人材の育成に関するお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
- ポイント
- 研修プランのご提案までは無料でご利用いただけます
- すぐに実施する予定がない企業様にも、お悩み・お困りごとに役立つ情報のご案内が可能です
【問い合わせ先】
お問い合わせフォームはこちら
メールでのお問い合わせ:hr-info@saison-psp.co.jp
お電話でのお問い合わせ:東京オフィス:03-5992-1186/大阪オフィス:06-7660-2171
受付時間:平日 10:00~17:00

2.ご相談・お打ち合わせ
当社のコンサルタントが貴社のご担当者様に人材育成の課題解決に必要な情報をお伺いします。
- ポイント
- 研修時間や実施方法などのご要望があれば研修プランに柔軟に反映します
- 最適な研修プランを企画するため、貴社の経営理念や業種・業界環境、抱えている課題をお伺いします
- 貴社の状況をお伺いするコンサルタントが研修終了まで貴社のサポートを担当します

3.研修プランのご提案
お伺いした内容をもとに貴社の状況や課題に最適な研修プランをオーダーメードでご提案します。
- ポイント
- ご提案では、研修プランの詳細や費用、目標に適した効果測定手法、などをご説明します
- 課題解決や研修のゴールに対する中長期計画や学びの定着を促すフォローアップの施策もご説明します
- ご提案後にもご要望をお伺いして、研修内容をブラッシュアップしていきます

4.研修の準備
研修プランが確定しましたら、担当講師の手配や教材の作成などの各種準備を進めます。
- ポイント
- 準備期間は通常3カ月ほど頂戴していますが、ご要望によって短縮することも可能です
- 担当講師には、貴社の課題やその背景、研修に対するご要望などを綿密に共有しています
- 研修効果を高めるために、研修前に課題やアンケートへのご対応をお願いする場合があります

5.研修実施
貴社のご要望のタイミングに合わせて、研修を実施します。
- ポイント
- 研修開始後も、当社チームが研修を円滑に進行できるようサポートします
- 講義に加えて、ケーススタディ・ロールプレイングなどの演習形式で実践力の習得を促します

6.研修終了後のフォロー
研修で学んだ知識・技術が定着するように、研修終了後のフォローも実施しています。
- ポイント
- 研修報告書(研修結果、改善点、講師からの所感、など)を作成し、報告会を設けて振り返りを実施します
- 学習内容の定着と活用を目的として、受講者様の状況に応じた最適な手法をご提案します
よくある質問
セゾンパーソナルプラスの研修のいちばんの特長は何ですか?
「創業から30年以上の経験と2万件の導入実績」によって裏打ちされた、多種多様な課題への解決力です。 さまざまなお客様へのご支援を通じて蓄積したノウハウをもとに最適なソリューションをご提案します。
研修の費用はいくらですか?
基本料金:1日あたり238,000円(税抜)~
・費用内でデモ研修を受講いただけます
・ご予算に合わせてプログラムを設計することもできます(問い合わせフォームよりご相談ください)
※カリキュラム内容や講師の拘束時間によって価格は変動します
※研修で使うテキスト費や基本カリキュラムからのカスタマイズ費は含まれません
1日ではなく短時間で実施することはできますか?
はい、可能です。ご希望のお時間に合わせて研修プログラムを設計することができますので、お問い合わせ時やヒアリング時に貴社のご要望をお聞かせください。
最短でどのくらいの日数で実施が可能ですか?
通常は1~2カ月を頂戴しています。
※お申込みいただいてから企業様ごとに研修企画を設計するため
受講日のご要望がある場合は、できる限り調整することも可能です。お問い合わせの時点、または当社からのヒアリングの時点でお知らせくださいませ。