デザイン思考研修

「デザイン思考研修」とは、デザイン思考の概要からその具体的な手法までを学ぶプログラムです。研修の対象は、商品・サービスの企画・開発職の方、マーケティング担当者様などが該当します。

デザイン思考とは、デザイナーの思考プロセスをビジネスに用いることで、多角的な観点を取り入れ、さまざまな問題解決や新ビジネスの創出を目指す思考法のことです。ユーザー視点を起点として、アイデアの拡散から収束といったプロセスを経ることで、課題やニーズに対する本質的なアプローチを見出していきます。

ビジネスにおいてデザイン思考が求められるようになった背景には、ユーザのニーズが多様化したことが挙げられます。現代は物や情報が溢れ、商品やサービスは見た目の目新しさや機能、価格だけでは差別化を図ることが難しくなっています。

ユーザーに寄り添い、ユーザー自身も気づかなかった潜在的な課題やニーズを発見し、「そうそう、これがほしかった」と感じさせるような商品を開発したり、より本質的な課題解決を可能にするようなサービスでなければ、競合との競争を勝ち抜くことはできないでしょう。このような商品・サービスを開発したり、ビジネスを革新させたりする上で、デザイン思考は有効な思考方法の一つと考えられています。

セゾンパーソナルプラスの研修では、デザイン思考の概要や基本的なステップ、思考ツールの活用方法などを学習します。その上で、ワークを通じて学習した内容を定着化し、業務でデザイン思考を実践できる状態を目指します。

価値のある商品・サービスを開発するためには、「デザイン思考」におけるユーザーの本質的な課題を特定する手法を理解することが課題となります。

変化の激しい現代、ユーザーの本質的なニーズ・課題を導くスキルがないと、組織として継続的に商品やサービスを生み出すことは難しくなるでしょう。特に商品やサービス開発に関わる部門では、本質的なニーズ・課題を特定できないと、開発の質が低下するといった状況に陥ります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、ユーザーに共感し、潜在的に持つ課題やニーズを特定する「デザイン思考」について理解を促します。具体的には、デザイン思考の目的や効果、類似思考との違いなどについて学習し、デザイン思考の基礎力を身につけます。

デザイン思考によるアウトプットの質を担保するためには、デザイン思考の基本ステップを理解することが求められます。

デザイン思考の理解が表面的だと実際の問題解決の場面で使いこなせず、アイデア創出などを効果的に進められないといった問題が発生します。

このような問題は、デザイン思考の正しいステップや、実際に活用する際のポイント・注意点を理解できていないことに起因します。デザイン思考は原則として、5つのステップに沿って課題や解決策を導きます。各ステップが適切に行われなければ、良いアウトプットは担保できません。

セゾンパーソナルプラスの研修では、デザイン思考の基本的な5つのステップについて知識・スキルの定着を目指します。その上で、デザイン思考のステップを実行する際の注意点やポイントについて理解を深めます。

効率的にデザイン思考を実践するためには、デザイン思考を進化させるツールの活用方法を習得することが課題となります。

デザイン思考はメンバー各々の思考レベルを向上させる技法ですが、思考の可視化がされていないと、さまざまな問題が生じます。例えば、デザイン思考により導き出した解決策の認識を合わせるのに時間がかかる、導き出したアイデアの背景などを別の人物では理解できずチームでブラッシュアップができない、などです。

デザイン思考の効率性の問題は、思考ツールの活用によって解消することができます。ただし、思考ツールに関してもその正しい使い方や効果的なケースなどはきちんと理解して活用することが重要です。

セゾンパーソナルプラスの研修では、思考ツールの一つである「共感マップ」の使い方を身につけます。さらに「共感マップ」を作成するワークを通じて実践力を養い、ビジネスの現場で使いこなせるようサポートします。