中級管理職(課長・マネージャー)研修

MIDDLE MANAGER TRAINING

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中級管理職(課長・マネージャー)研修とは

中級管理職研修は、管理職3年目以上または10名以上の部下を持つ課長・マネージャーを対象に、リーダーシップと経営視点を身につける研修です。この研修では、経営と現場をつなぐためのチームビルディングやメンバーへの対応術、そして上級管理職へのステップアップの基盤となるスキルを身につけさせます。

中級管理職は経営の方針を現場に浸透させると同時に、現場の声を経営層に伝えるという「橋渡し」を行うことが求められます。経営と現場の接点という役割がうまく機能しないと、経営に現場の情報が適切に伝わらず、方向性を見失うリスクが生じます。チームの一員として他のメンバーと業務を分担し、チームをまとめていく初級管理職とは異なり、中級管理職はプロジェクト間、チーム間の調整を行い、組織全体として業務を滞りなく進めて成果を出していく役割を担うようになります。

この研修を通じて受講者は、自走できるチームの作り方、チームの意見を取りまとめ成果につなげる方法、そして経営に関する基本的知識とスキル、上級管理職に進むための視点を習得できます。

中級管理職(課長・マネージャー)研修で実施されるプログラムは以下のようなものが挙げられます。

中級管理職(課長・マネージャー)研修のプログラム

中級管理職(課長・マネージャー)によくある課題とアプローチ

「中級管理職(課長・マネージャー)研修」は、以下のような課題をお持ちの企業・組織のみなさまにおすすめの研修です。

  • ミドルマネジメントに求められる成果を出せるチームマネジメントの方法を学ばせたい
  • チームで合意形成を図り、コミットメントを促すスキルを習得させたい
  • 企業経営に関する基礎的な知見を学び、上級管理職への足掛かりとさせたい

ミドルマネジメントに求められる成果を出せるチームマネジメントの方法を学ばせたい

中級管理職の主要な役割は組織として成果を出すことです。そのために、部下の個々の動きを全体の成果に結びつけるためのマネジメント手法を身につける必要があります。成果を最大化するためには、個別の業績を超え、チームとして連携して動くことが求められます。

中級管理職の役割が十分に果たされない場合、単なる経営層の伝達役となってしまったり、部下への具体的な支援が不足します。また、部下の自主性を尊重しない細かな管理が行われることもあります。
中級管理職は経営と現場の間の重要な「ハブ」であり、組織が多様な課題に取り組むにあたって、中心的な役割を果たします。組織の成長と共に変わる課題や、明確な手続きや工程が確立されていない中間業務の増加などが、中級管理職へのプレッシャーとなります。中級管理職が適切なチームマネジメント手法を身につけていない場合、目先のタスクに追われたり、部下への指示が不十分となりチームが機能不全に陥る可能性があります。

中級管理職は部下に結果を出してもらうためには、自分が直接動くのではなく、部下を効果的に指導・支援することが求められます。この違いを深く理解し、自らの行動を変化させることが重要です。さらに、実践的なチームマネジメントの手法を学び、日常の業務に生かすことが求められます。

スキルを養う研修プログラム例

  • 創業期、拡大期などの組織のフェーズごとの特徴やフェーズによって異なるチームビルディングの注意点・コツを学ぶ
  • マネジメントの目的や効果、なぜ必要なのかについて学ぶ
  • 部下を効果的に指導・育成するスキルを理解し、訓練を通して自身のチームで実践するための能力を身につける

チーム内で合意形成を図り、コミットメントを促すスキルを習得させたい

組織内では日常的にさまざまなミーティングが行われます。そのとき進行役を務める中級管理職が議論を円滑に進めるスキルを持っていないと、ミーティングは一方的な情報伝達に留まり、議論が深まらないものになりがちです。また、一部の声しか反映されず、真の意味での合意やコミットメントが形成されない可能性も高まります。

議論を活性化し、成果を引き出すためには、中間管理職がファシリテーションスキルを身につけることが効果的です。ファシリテーションスキルとは議論に対して全員の積極的な参加を促しつつ合意を形成するもので、その後の行動に対するコミットメントを高める作用があります。

中間管理職にファシリテーションスキルを身につけさせるには、研修によるスキル強化が効果的です。知識や方法論を学んだのち、実際のミーティングでの活用を通じて、スキルを確立することが可能です。セゾンパーソナルプラスの研修ではファシリテーターの役割や具体的な方法論に加え、日々の業務のなかでスキルを向上させていくヒントを学びます。

スキルを養う研修プログラム例

  • 部下をモチベートし、自ら考え行動するよう導くうえで、ミーティングでの合意形成は重要であることを理解し、その具体的な方法や身につけ方を学ぶ

企業経営に関する基礎的な知見を学び、上級管理職への足掛かりとさせたい

現代のビジネス環境は急激な変化を伴っており、中級管理職には単なる業務遂行だけでなく、経営の視点から戦略を立てる能力が求められています。この研修では、その基礎となる財務情報の解釈や、経営の視点での分析手法を習得します。研修を通じて財務情報に関する知識を得ると同時に、上級管理職へステップアップする足掛かりとなります。

経営的な視点が欠如している中級管理職は、単に局地的な課題に対処するだけとなり、市場の動向や顧客の要望への対応が遅れがちです。これが組織の成長の妨げとなり、戦略的な方向性を見失うリスクが生まれます。財務情報の読解を強化することで、中級管理職は組織の現状や未来の方向性を正確に把握することができるようになるでしょう。

スキルを養う研修プログラム例

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中級管理職(課長・マネージャー)研修の基本カリキュラム

1日目

オリエンテーション
  • 自己紹介
  • 研修の目的と進め方
  • 中級管理職に求められるスキル

 

中級管理職スキル①チームビルディング
  • チームビルディングの目的
  • 【ワーク】チームビルディングゲーム
  • 振り返り
  • チームを機能させるGRPI
  • タックマンモデル(組織の進化過程)

 

中級管理職スキル②ファシリテーション
  • 必要な事前準備
  • 適切な議論のプロセスの理解
  • 議論内容を明示する
  • 議事録の作成と共有

 

まとめ
  • 学習内容のまとめ
  • 質疑応答

 

2日目

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オリエンテーション
  • 前日の振り返り
  • 研修の目的と進め方

 

中級管理職スキル③マネジメント
  • 組織目標の明確化
  • 組織目標の共有
  • 業務の進捗管理
  • 計画遂行上の課題発見

 

中級管理職スキル④アカウンティング(会計)
  • アカウンティングの目的と習得のメリット
  • 財務会計と管理会計
  • 基本的な財務会計用語
  • 基本的な管理会計用語

 

まとめ
  • 学習内容のまとめ
  • 質疑応答

 

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中級管理職(課長・マネージャー)研修実施例

チームマネジメント力強化に重点を置き、中級管理職のスキルを底上げ

本格的に管理職としての役割を担うことになる中級管理職にとって、チームのマネジメント力強化は急務といえます。中級管理職として求められるマネジメントスキルは自然に身につくものではなないため、どんなに優秀な人材であっても改めて学ぶ必要があるからです。

セゾンパーソナルプラスの研修では組織の状況を踏まえて重点課題を抽出し、中級管理職のマネジメント力のなかでもどの点を強化すべきかを検討します。このような取り組み事例として、チームの状況に合わせたアプローチ方法の検討やファシリテーション強化を行った事例をご紹介します。

事例

  • 全国に複数の支店を持つ医療関係品メーカー様
  • 企業の発展に伴い、組織が大きくなるにつれて中級管理職(課長・担当課長)の数が増えていた。
  • 中級管理職に対する研修は年1回のコンプライアンス研修程度で、その他のスキル教育は全く行っていなかった。
  • 社内で360度評価(部下・上司からの評価)を行ったところ、仕事の仕方や人間関係構築に対する評価に大きな差が出ていた。
  • 一部の中級管理職は、プレイヤー気質が抜けておらず、管理職としてのチームマネジメントがおろそかになっていた。
  • 人事担当部では、特に360度評価や人事評価結果が芳しくなかった中級管理職に対し、再教育の必要性を感じていた。
  • 実際の研修は全ての中級管理職に対する必須研修とし、中級管理職のスキル底上げを図ることにした。
  • チームマネジメントの必要性
  • マネジメントの具体的な手法
  • チームの形成段階に合わせたアプローチ
  • チームの議論をまとめるファシリテーション
  • チームマネジメントに対する責任感醸成やスキル習得が促進された。
  • 管理職がメンバーに対してどのように接するのが適切かという気づきを得た。
  • 議論をまとめる経験を積むことにより、メンバーから意見を引き出す方法を体得した。

研修実施までの流れ

1.お問い合わせ

人材の育成に関するお悩みがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

  • 研修プランのご提案までは無料でご利用いただけます
  • すぐに実施する予定がない企業様にも、お悩み・お困りごとに役立つ情報のご案内が可能です
  • 【問い合わせ先】
    お問い合わせフォームはこちら
    メールでのお問い合わせ:hr-info@saison-psp.co.jp
    お電話でのお問い合わせ:東京オフィス:03-5992-1186/大阪オフィス:06-7660-2171
    受付時間:平日 10:00~17:00

メール応対アセスメント実施までの流れ

2.ご相談・お打ち合わせ

当社のコンサルタントが貴社のご担当者様に人材育成の課題解決に必要な情報をお伺いします。

  • 研修時間や実施方法などのご要望があれば研修プランに柔軟に反映します
  • 最適な研修プランを企画するため、貴社の経営理念や業種・業界環境、抱えている課題をお伺いします
  • 貴社の状況をお伺いするコンサルタントが研修終了まで貴社のサポートを担当します

3.研修プランのご提案

お伺いした内容をもとに貴社の状況や課題に最適な研修プランをオーダーメードでご提案します。

  • ご提案では、研修プランの詳細や費用、目標に適した効果測定手法、などをご説明します
  • 課題解決や研修のゴールに対する中長期計画や学びの定着を促すフォローアップの施策もご説明します
  • ご提案後にもご要望をお伺いして、研修内容をブラッシュアップしていきます

4.研修の準備

研修プランが確定しましたら、担当講師の手配や教材の作成などの各種準備を進めます。

  • 準備期間は通常3カ月ほど頂戴していますが、ご要望によって短縮することも可能です
  • 担当講師には、貴社の課題やその背景、研修に対するご要望などを綿密に共有しています
  • 研修効果を高めるために、研修前に課題やアンケートへのご対応をお願いする場合があります

5.研修実施

貴社のご要望のタイミングに合わせて、研修を実施します。

  • 研修開始後も、当社チームが研修を円滑に進行できるようサポートします
  • 講義に加えて、ケーススタディ・ロールプレイングなどの演習形式で実践力の習得を促します

6.研修終了後のフォロー

研修で学んだ知識・技術が定着するように、研修終了後のフォローも実施しています。

  • 研修報告書(研修結果、改善点、講師からの所感、など)を作成し、報告会を設けて振り返りを実施します
  • 学習内容の定着と活用を目的として、受講者様の状況に応じた最適な手法をご提案します

よくある質問

セゾンパーソナルプラスの研修のいちばんの特長は何ですか?

「創業から30年以上の経験と2万件の導入実績」によって裏打ちされた、多種多様な課題への解決力です。 さまざまなお客様へのご支援を通じて蓄積したノウハウをもとに最適なソリューションをご提案します。

研修の費用はいくらですか?

基本料金:1日あたり238,000円(税抜)~
・費用内でデモ研修を受講いただけます
・ご予算に合わせてプログラムを設計することもできます(問い合わせフォームよりご相談ください)
※カリキュラム内容や講師の拘束時間によって価格は変動します
※研修で使うテキスト費や基本カリキュラムからのカスタマイズ費は含まれません

1日ではなく短時間で実施することはできますか?

はい、可能です。ご希望のお時間に合わせて研修プログラムを設計することができますので、お問い合わせ時やヒアリング時に貴社のご要望をお聞かせください。

最短でどのくらいの日数で実施が可能ですか?

通常は1~2カ月を頂戴しています。
※お申込みいただいてから企業様ごとに研修企画を設計するため
受講日のご要望がある場合は、できる限り調整することも可能です。お問い合わせの時点、または当社からのヒアリングの時点でお知らせくださいませ。

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