メンタルヘルス研修

「メンタルヘルス研修」とは、心の健康を阻害する要因の一つである「ストレス」との向き合い方や対処法、働く環境を安全なものにする方法などを理解する研修です。職種・階層問わず、自身や部下・後輩のメンタルヘルスに課題を持つ方を対象としています。

長時間労働、高度な専門知識や能力が必要とされる仕事、失敗が許されない仕事、過酷な労働条件など、職場にはさまざまなストレス要因があり、働く人々の心身に想像以上に深刻なダメージを与えているケースが多くあります。一方で、適度なストレスは仕事へのやりがいをもたらし、時には達成感や爽快感を得るなどのメリットもあります。ストレスに対する正しい捉え方や対処法を習得し、上手に付き合うスキルが、現代のビジネスパーソンには求められます。

セゾンパーソナルプラスの研修では、心の健康状態に対する正しい知識を習得するとともに、ストレスに対処する「ストレスコーピング」や、職場全体の心の健康を保つための「メンタルヘルスケア」の方法について学習します。また学んだことをワークを通じて体験することでメンタルヘルスケアの実践力を身につけます。

業務や人間関係などが原因でメンタルヘルスに不調をきたす社員は少なくありません。こういった状況を回避するためには、まずは社員一人ひとりがメンタルヘルスに関する正しい知識を持つことが重要です。

心の健康管理ができていないと、仕事の生産性低下や、同僚・上司など対人関係の悪化を引き起こすほか、最悪の場合、休職や離職者を生むことにもなります。これらはメンタルヘルスに関する知識不足により、自らの心身の健康を保つ方法が分からないことに起因しています。過度にストレスを感じやすかったり、仲間や上司へサポートを求められなかったりと、メンタルに関する問題を招く可能性があります。

セゾンパーソナルプラスの研修では、メンタルヘルスが仕事や自分自身に与える影響と、良好に保つ重要性を学習します。また自身の心やストレスとの向き合い方を習得することで、メンタルヘルスを良好に保つ行動へとつなげます。

自身でメンタルヘルスを保つためには「ストレスコーピング」を理解し、ストレスのコントロール方法を習得することが課題となります。

「ストレスコーピング」とは、ストレスにうまく対処しようと意図的に行うセルフケアのことです。ケアの仕方を習得し、ストレスをコントロールする力を身につけるられると、メンタルヘルスを保ちながら仕事に取り組むことができます。

ストレスと上手に付き合えないと、心身の健康を崩したり、集中力の低下や効率悪化を招いたり、仕事に悪影響が及びます。適度なストレスは刺激を生み、良い成果をもたらしてくれる一方で、ストレスをプラスに働かせるのは容易ではありません。

セゾンパーソナルプラスでは、ストレスに関する基礎知識を習得し、ストレスの発生要因や人による反応の違いについて理解を深めます。その上で、「ストレスコーピング」について学び、メンタルヘルスを良好に保つスキルの習得を目指します。

自身で心の健康を保つスキルは必要ですが、職場全体のメンタルヘルスを保てる組織に育てることも重要です。そのためには、各従業員が「メンタルヘルスケア」についての学習と訓練を行い、職場や自身の立場に適したケアを実践する力を身につけることが求められます。

ギスギスした職場環境は、従業員同士のコミュニケーション不足や、士気・生産性の低下を招きかねません。心身の健康に不調が出る従業員や休職者、離職者を増加させてしまう可能性もあります。これらの問題は、従業員一人ひとりが職場の環境を良好に保つ行動を取らず、全体の統制が取れていないことが原因と考えられます。

セゾンパーソナルプラスでは、職場のメンタルヘルスケアを保つ4つの観点（「セルフケア」、「ラインによるケア」、「事業場内産業保健スタッフなどによるケア」、「事業場外資源によるケア」）について学びます。併せて、それぞれの立場で実践すべき取り組みを検討し、具体的に行動に移す力を育成します。