2025.03.06
SL理論(Situational Leadership Theory)とは|人材育成用語集
アメリカの行動科学者ハーシーとブランチャードが提唱した、状況対応型のリーダーシップ理論。
部下の成熟度に応じて適したリーダーシップは異なるとし、適切なリーダシップを4つの象限に分類した。
部下の成熟度が低い順
S1:教示型リーダーシップ(具体的指示を与える、一方通行型のリーダーシップ)
S2:説得型リーダーシップ(説明し、疑問にも答える、双方向型のリーダーシップ)
S3:参加型リーダーシップ(対話のもと、決定権を委ねていく、双方向型のリーダーシップ)
S4:委任型リーダーシップ(決定権の他、業務遂行の責任を委ねる、最小限のリーダーシップ)
POINT

SL理論の4象限は「仕事志向」と「人間関係志向」の2軸で構成されています。
「仕事志向」は、業務指示や説明の量の高低を「人間関係志向」は、サポートの度合の高低をそれぞれ表しています。
S1(教示型) 仕事志向:高 人間関係志向:低
S2(説得型) 仕事志向:高 人間関係志向:高
S3(参加型) 仕事志向:低 人間関係志向:高
S4(委任型) 仕事志向:低 人間関係志向:低
「仕事志向」「人間関係志向」どちらも高いのがS2、「仕事志向」「人間関係志向」どちらも低いのがS4となります。
4つのリーダーシップの型
ここからはS1~S4の4つのリーダーシップの型について詳しく説明します。
S1(教示型リーダーシップ)
新入社員や中途入社したばかりの社員など、業務への習熟度が低い部下が対象となります。
このレベルの部下は、業務において何をすべきかわからない状態にあります。そのため、リーダーが業務の手順や進め方を具体的に指示することで、やるべきことがわかり、安心感を持って業務を遂行できるようになります。
S2(説得型リーダーシップ)
やる気はあるがスキルが追い付いていない部下が対象となります。
このレベルの部下は、仕事へのモチベーションは高いものの、円滑に進められない状態にあります。そのため、業務の進め方を細かく説明しながら、部下からの疑問にきちんと答えるなど、きめ細かなコミュニケーションも取ることで、意欲を維持しつつ、円滑に業務を進めるスキルがつくようになります。
S3(参加型リーダーシップ)
スキルは高いが自信がない部下が対象となります。
このレベルの部下は、自分のやることに自信が持てず、自分から行動できない状態にあります。そのため、細かな指示は与えず決定権を委ね、円滑に進むよう対話で支援する(不安な思いを傾聴する、良い点を褒めるなど)ことで、業務を遂行できるための判断を自信をもってできるようになります。
S4(委任型リーダーシップ)
業務に習熟し、やる気も高い部下が対象となります。
このレベルの部下は、自立して仕事を進められるので、細かく口出しされたくない状態にあります。そのため、決定権を含む業務遂行の権限を委ね、仕事の過程を見守ることで、上司からの信頼を実感でき、成長意欲がさらに高まります。
SL理論を取り入れることのメリットと注意点
メリット
部下の成熟度に応じた適切な関わり方ができるため、育成が加速します。また、部下側も「なぜこのように指示されているのか」が理解しやすく、納得感が生まれやすくなります。
注意点
管理職側に高い観察力が求められるため、慣れるまで運用が難しい面があります。また、部下一人ひとりに応じて異なる対応が必要になるため管理職の業務負担が高くなります。
さらに、部下ごとに接し方が変わるため、人によっては「えこひいき」と感じることもあります。理由や目的を丁寧に説明することが重要です。
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